フランス · 参謀総長

ルイ=アレクサンドル・ベルティエ

ルイ=アレクサンドル・ベルティエ
Jacques Augustin Catherine Pajou《ヌーシャテル公・ヴァグラム公、フランス元帥ルイ=アレクサンドル・ベルティエ》(1808年)、ヴェルサイユ宮殿所蔵。Public Domain, via Wikimedia Commons |参照

ナポレオン軍の参謀総長を長く務めた、帝国の「システム」そのもの。皇帝の構想を正確かつ迅速に命令文へ翻訳し、巨大な軍を動かす神経網として機能した。派手さはないが、彼なしにナポレオンの機動は成立しなかった。

その不可欠さは、皮肉にも不在によって証明された。1815年、ベルティエは窓から転落して死に(事故・自殺・暗殺の諸説あり)、ワーテルローでは後任参謀の曖昧な命令が指揮系統を混乱させた。天才の方法が、一人の実務家に依存していたことを示す存在である。

登場する戦闘